印象深い花:ラフレシア
世界最大の花にして、世界で最も臭い花と言われ、非常に印象深い植物である。
マレーシアやインドネシアの島嶼部に分布する。
種類は10数種を数え、日本で知られているのは、花径:1~1.5mほどであるラフレシアアルノルディアです。
花弁は赤茶色、白い斑点が散りばめられている。
花弁は発泡スチロールのような感触という。
花の中央が大きく開き、その中に20~30の突起が生えた盤がある。
ここから動物の肉が腐ったような臭いが放出され、その臭いにつられてハエのみが寄ってくる。
ハエを媒介として受粉する。
花の大きさや臭いだけでなく、もうひとつの特徴は、根、茎、葉を持たずブドウ科植物に寄生して栄養を吸収している。蕾の期間は1年と長く、開花期は1週間と短いため、いつ開花するかも分からない。そのため独特の臭いを嗅げるのはラッキーである。
現在、森林の減少などで生息数が減っている花の紹介でした。